【有馬記念・調教ベスト５】４位、５位には“とびっきりの穴馬”がランクイン！

第２位　エフフォーリア

10. エフフォーリア　横山武史 騎手
牡３ (美浦) 鹿戸雄一厩舎
最終追い切り 横山武 22日美浦DW良
69.0 – 52.8 – 38.0－11.4 Ｇ前強目先着
（内５歳３勝ｸﾗｽ マイネルミュトス一杯に追に３馬身先着）
（外２歳未出走 ヴァンガーズハート馬なりに１馬身先着）
気配…Ｓ　動き…Ｓ　総合評価…97点
スムーズに折り合い、追ってからの伸びも豪快。高いレベルで安定。

　前走時同様に最終追いは３頭縦列の最後方から僚馬の間を割ってくる形。一見前走時と同じ追い切りの形に見えるが、内外の併せた相手との距離は今回の方が近くなり、より実戦的でハードなものへ調教の質は高まってきているのが見てとれた。直線で手前こそ替わらなかったが、スパッと抜け出したように伸び脚は豪快そのもの。万全の仕上げだった前走時の高いレベルを巧くキープできている。

鹿戸雄師「最後までファイトさせるように３頭併せの真ん中で追い切った。馬体重も前走と同じくらいだし仕上がったよ」

エフフォーリアは皐月以来の中山で古馬ＧＩ連勝を狙う！

第１位　ステラヴェローチェ

９. ステラヴェローチェ　Ｍ.デムーロ 騎手
牡３ (栗東) 須貝尚介厩舎
最終追い切り Ｍ.デムーロ 22日栗東ＣW良
67.4 – 52.0 – 37.0－11.2 馬なり併入
（３歳３勝ｸﾗｽ ヴェローチェオロＧ前強目の外併入）
気配…Ｓ　動き…Ｓ　総合評価…98点
２週連続で11秒2をマークしたが、先週よりも鋭さ増した印象。

　菊花賞時の追い切りでは、不良馬場の神戸新聞杯での激走が尾を引いたのか、坂路で遅れたりチグハグな印象。それがこの中間は鞍上との呼吸、馬自身の動き・反応も明らかに変わってきている。１週前は併せた相手がかなり動いたため手応えこそ見劣ったが、そこでシッカリ追った効果で最終追い切りの内容が格段と良化。最終追い切りは併走馬を前に置いて、直線で外に出すと引っ張り切りの手応えで併入。馬体は更に逞しくなった印象を受け、動きに関しても迫力十分だった。

Ｍ.デムーロ騎手「気合いが乗って状態もかなり良さそうだったね。折り合いもシッカリついていたし、良い追い切りができたと思う」

不良馬場を激走した直後の前走時より格段にレベルアップしたステラヴェローチェ