レッツゴードンキ危うし 桜花賞圧勝馬のオークス成績は意外にも…

優馬編集長日誌
オークス

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桜花賞圧勝馬は4戦1勝

 ここに ひとつのデータがある。[表1]は桜花賞において2着馬に0.5秒以上の差をつけた勝ち馬のオークスの成績だ。0.5秒以上としたのは 自分が逆転の難しい着差と考えているのが0.5秒以上だから。あまり古すぎるものは どうかと思ったので、データは過去30年。いい結果が出ると思っていたら、これが案外だった。4頭のうち勝ったのは1頭だけ… レッツゴードンキ 危うしか。

表1)

1987年 マックスビューティ 1着(1番人気)
1992年 ニシノフラワー 7着(1番人気)
1997年 キョウエイマーチ 11着(1番人気)
2001年 テイエムオーシャン 3着(1番人気)

 勝率 .250、連対率 .250、複勝率 .500 は、桜花賞を圧勝した馬の成績としては決して褒められない。なにせ、過去30年間の桜花賞馬の通算オークス成績は勝率 .269、連対率 .500、複勝率 .692(26頭が出走して1着7頭、2着5頭、3着5頭)。全体の成績より、圧勝した桜花賞馬の好走率が低いのだ。2着がちぎれるような桜花賞はレベルを信用できないのか。それとも、1600mの桜花賞をちぎった馬はスピード色が強すぎて(マイルのスペシャリスト性が強すぎて)2400mのオークスでは一息なのか。理由は色々考えられる。

 ただ、今年の桜花賞は昨年暮れの2歳女王こそ不在だったものの、3戦全勝馬が3頭も出走していた豪華メンバー。また、レッツゴードンキ自身は牡馬相手の札幌2歳S(1800m)で少差3着、レースぶりからも決してスピード色が強すぎるとも思えないのだが(展開が向いたことによる圧勝だったことは否定しない)。

 ともあれ、気前よく1点買いをしようとしていた矢先に、気になるデータが出てきたものである。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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