フィエロ藤原英師は勝てるだけの手応えあり 対してモーリス陣営は“冷静”
人気ほど差はない実力馬たちの存在も
デスク「ただ、TMの◎はけっして2頭に集中しているわけでもないし、まあ派手に散りまくってるな」
佐藤直「前走で2着だったとはいえ、ヴァンセンヌの上がり32秒7は間違いなくGI級だよ。母のフラワーパークもそうだったように、本格化して短期間で一気に頂点まで行ける器だな」
伊利「その上がり32秒7は、2回東京開催で最速の数字でしたし、母の父ニホンピロウイナーは1985年の勝ち馬。その代表産駒であるヤマニンゼファーも、92・93年と連覇してますからね。このレースを勝つには申し分のない血統ですよ」
福田「前走に関しては、折り合い、ゲート、時計面の対応という3点が、調教師、担当助手、騎手が完全に一致していたテーマやったんや。それをいずれもクリアできたことで、自信も深まっとる様子やな。助手さんは『1年に1回あるかないか、満点に近い追い切り』と、福永騎手も『屈腱炎での長いブランクからGIの舞台に立てるまで持ってこれた厩舎スタッフの頑張りには頭が下がる。それに結果を出して応えたい』と、調教師のみならず3者とも相当モチベーションは高まっとるわ」
デスク「◎の数でいえば一番多いのがミッキーアイルだな」
西田「NHKマイルカップを勝っているんですから、舞台や距離の不安はないはずです。好位差しの競馬を身に付けた今なら、スピード任せに逃げて失速した昨年とは違う結果が出せると思いますね」
守屋「以前は坂路中心での調整でしたが、年明けから実戦に近いコース調教中心に変えてきましたし、併せ馬でも前に馬を置いて折り合い重視の調教ですからね。まだ内が有利な馬場で好枠も引けましたから、思い通りの競馬ができるはずですよ」
中邑「この中間は追い切りの時だけでなく、普段の軽目のキャンターでも馬の後ろに付ける練習をしているんですよ。一昨年はロードカナロアが、今年はストレイトガールがそうだったように、高松宮記念からマイルGIというローテーションで結果を出していますし、同世代のモーリスが人気になるなら、マイルで世代の頂点に立ったこの馬の方でしょう」
瀬古「その脚質転換に関しては、陣営がもともと春はこの安田記念まで睨んでいたからこそなんですよ。調教で教えてきたことがレースでも成果となって表れていますし、良馬場でどんな脚を見せてくれるのか、楽しみですね」
小島「僕も担当の堀厩舎勢を差し置いて◎を打ったくらいですから、皆さんと同じように期待してます。今まで教え込んできた事は、全てこの日のためにある!と」
田崎「随分と力が入ってるコジには悪いんだけど、マイルでの実績はスピードで圧倒できた3歳戦までのものですから、正直、長い印象がありますよね…」
田村「強力な同型馬だったミッキーアイルが脚質転換したのなら、俺はカレンブラックヒルにチャンスが出てきたと思うぞ。中間の降雨で適度に時計のかかる馬場なら差しづらくなるハズだし、スンナリ先手を取れるなら、残り目があるんじゃないか」
上田「今年は6歳馬が10頭と、世代別で断トツの頭数なんだけど、カレンブラックヒルは、その世代のNHKマイルカップを勝っている割りに、ちょっと軽く扱われ過ぎだよ。トップハンデで押し切った小倉大賞典の強さからも、まだ終わっちゃいないと思うんだけどな」
瀬古「デキ自体がもう一つだった昨年と比べて、今回はいい頃の感じに戻っていると、担当の助手も言ってましたね」
デスク「いつもは孤独なのに、今回は援軍もあって、良かったな編集長。あと、直近のマイルGIである昨秋のマイルチャンピオンシップを勝っているダノンシャークに、一人も◎がいないとは。マイラーズカップを挫跖で回避した影響があると見ていいのかな」
広田「早目に運動は再開できたようやし、ローテーションに狂いが生じたのは事実やとしても、直前の追い切りを見る限り、馬体面に関しては問題ないんやないかな。阪急杯は不良馬場が応えただけやから、流れひとつで好戦も可能やろ」
大江原「4年前だけど実際にこのレースを勝っているリアルインパクトも、バカにはできないぞ。暮れに阪神カップを勝って、海外遠征のGIで1、2着と、年齢を感じさせない充実ぶりだからな。コジ、違うか?」
小島「一時は引退の話もあったスランプ時を考えれば、ビックリするほどの復調ぶりで、7歳を迎えてもここまで走るとは、陣営も嬉しい誤算だと思いますよ。まぁ、僕は△にとどめましたけど…」
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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