レッツゴードンキ危うし 桜花賞圧勝馬のオークス成績は意外にも…

優馬編集長日誌
オークス

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データに従えば 中距離好走組

 気になって仕方がないので、前述した4年間(1987、1992、1997、2001年)のオークスを結果を調べてみた。桜花賞を圧勝した馬にオークスで先着をしたのは18頭、そのうち馬券になった3着以内の馬は8頭。その8頭のオークス前の成績(左から前走、前々走)は次の[表2]のようになる。

表2)

1992年 1着アドラーブル 桜花賞2着、チューリップ賞1着
2着サンエイサンキュー 桜花賞7着、弥生賞6着
3着キョウワホウセキ 4歳牝馬特別1着、忘れな草賞1着
1997年 1着メジロドーベル 桜花賞2着、チューリップ賞3着
2着ナナヨーウイング 忘れな草賞3着、フラワーC9着
3着ダイイチシガー 4歳牝馬特別2着、忘れな草賞2着
2001年 1着レディパステル フローラS2着、ミモザ賞1着
2着ローズバド フローラS3着、フィリーズR1着

 4歳牝馬特別は現在のフローラSの前身。これをみると、8頭のうち4頭が重賞のフローラS(4歳牝馬特別)で3着以内。3頭がOPの忘れな草賞で3着以内。この2つは2000mのレース、結果として8頭のうち5頭が2000mの重賞・OPで3着以内に好走していたことになる(前2走以内に)。サンエイサンキューの弥生賞6着は牡馬相手の重賞、これも好走と捉えれば8頭中6頭だ。ちなみにマックスビューティが勝った1987年も、2着馬クリロータリーの前走は4歳牝馬特別2着。桜花賞で2着馬がちぎれた年は、2000mの重賞・OPで近2走以内に好走している馬が来ることが多いのか。新興勢力が台頭しやすいのか。桜花賞が特殊な流れであった今年は判断が難しいが、 その手のタイプはチェックしておくべきだろう。

 今年のオークス登録馬において、前2走以内に2000mで3着以内に駆けている馬は4頭。それら(シングウィズジョイディアマイダーリンマキシマムドパリミッキークイーン)は全馬、桜花賞に出走していない新興勢力である。

 桜花賞に出走していた馬ではアースライズルージュバックをチェック。1800mも2000mと同じ中距離ということで ”前2走以内に1800mの重賞で3着以内” も許容範囲とすれば、データ圏内に入ってくる。

最後に先週、高UK値をマークした馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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