キズナ１強ムードに物言い「渋った馬場で過信はできない」

逆転狙う　ＧIホースたち

吉田「スピルバーグの前走（ジャパンＣ）は、故障馬のアオりを受けながら上がり最速やし、３着でも評価は下がらんのとちゃいますか」

中邑「天皇賞だって、ジェンティルドンナやイスラボニータを差し切ったんだから、単なる能力比較でも、キズナより上と見ていいかもしれないよ。久々も苦にしないタイプだし、しっかりと仕上げてきた印象を受けるね」

馬場「最終追いは坂路でサラッとでしたが、ここまで十分に乗り込んできましたからね。このあとはロイヤルアスコットへ遠征する予定ですが、陣営も勝って向かいたいはずですよ」

デスク「ＧI２勝のロゴタイプも、一頃の不振からは脱出しているな」

西田「阪神コースは初めてですが、得意の中山とコース形態が似てますからね。輸送や環境の変化に不安のないタイプで、ドバイ遠征の際も全く動じなかったそうです。年明けから目一杯の競馬が続いているので、この後は放牧の予定ですが、師も『勝って休みを取らせたい』と言ってました」

持木「ただ、舞台が中山なら◎もあるんだけど、中山以外では別馬の印象も受けるからね」

デスク「その持木はラキシスか。去年の秋は個人的にいい思いをさせてもらったが…」

持木「エリ女で負かしたヌーヴォレコルトが、中山記念で男馬相手に完勝しているし、有馬でもコンマ２秒差なら評価していいと思うよ。１ヶ月遅れのデビューとなった鞍上も不気味だね」

目黒「カイ食いの細かった馬ですが、馬体をフックラと見せていい状態ですね。ただ、これまで牡馬相手の重賞で２度の２着があるとはいえ、その時と比較すると今回は相手も揃っているような気がしますが…」