TM全員穴狙い? 1番人気9連敗中の函館記念を徹底討論

優馬TM座談会
函館記念

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

有力馬と伏兵馬の垣根ナシ 以下の馬に上位人気の可能性も

デスク「まだまだ、伏兵と呼ぶにには失礼な馬もワンサカいるよな」

落合「重賞こそ1勝のみだけど、実績ではトーセンレーヴが抜けた存在だと思うぞ。先週の七夕賞でも8歳のダコールが58キロで激走しているんだし、地力の違いでトップハンデもこなせるはず。そして何より、この馬は2000mで4戦4勝、その全てがオープン特別なんだよ。サマー2000のタイトルを本気で獲りにきたんじゃないか?」

目黒「今年2戦で結果が出ていないのは、陣営によると“連闘で有馬記念に出走したダメージが尾を引いた”とのことですが、栗東での調整を経ての函館入りで、“連勝した昨年末のデキに近い”のなら状態面の不安はないでしょうね。ただ、夏場は昨年の中京記念でも惨敗していますし、洋芝も未知数。ハンデも楽ではないと思うんですが…」

トーセンレーヴ

2000mの距離は4戦4勝の古豪トーセンレーヴ(撮影:日刊ゲンダイ)

馬場「そのハンデを考えれば、もの凄く恵まれたと思えるのがフェイマスエンドですね。2着とコンマ1秒差の4着だった前走の巴賞は、久々の分とも言えますし、それで上位馬からハンデを貰えたのなら逆転アリと見ていいですよ」

目黒「担当の松浦助手は、先日の函館スプリントSを制したソルヴェイグも担当していた腕利きですが“前走は4分くらいのデキ。今回は8.5~9分くらいはあると思うし、俺は勝てると思ってる”と。そういうコメントには、すぐ乗っかっちゃうタイプなので、僕も狙ってます」

小桧山「確かに、他の色んな厩舎の助手や厩務員から“鮫島さんとこのフェイマスエンドは、エエらしいで”って聞くんだよな。俺は話半分だと思ってるけど…」

広田「ただ、巴賞組ではハンデなどを考慮すればマテンロウボスが一番面白いと思います。レース後の回復が早くて中一週でも上積みが大きそうですし、今回は理想とするパンパンの良馬場でできそうですからね。55キロなら少なくとも勝ち馬は逆転できるはずです」

目黒「前走は“あくまでも函館記念が目標”という陣営のスタンスでしたし、“3角から外に振られた時に逆手前になって、そこで勝ち馬に離されたのが響いた”とのことで、内容は濃かったと思います。“前回とはまるっきり違う馬、って言えるくらい良くなってる”と、これまた腕利きの平岩厩務員のコメントは怖いですよ」

木谷「あと、大外枠を引いたことで人気が落ちるようならしめしめ…というファントムライトが怖いですね。この馬、芝2000mで9回走ってますが、まだ馬券を外したことがないんですよ」

デスク「あ、ホントだな。勝ったのは1回しかないけど…」

目黒「前走の大敗については相手が強かったというより“京都の高速馬場が合わなかった”ということですし、状態に関しても“雰囲気が大事な馬なんだけど、今回はいい時の感じだよ”と、陣営は好感触です。洋芝、小回りにも不安がないので、これまたチャンスはありそうですね」

小桧山「俺の◎バイガエシの話なんだが、前走後いったんは放牧へ出す手続きまでしたんだけど、もし準オープンの身で函館記念を使えるのなら行こう、ということになったんだ。そしたら、ギリギリ登録16頭。運はあるよな。作田師は“格下馬で54キロはないだろ(怒)。前走で5馬身もちぎっちゃったからかな。佑介(以前の所属騎手で弟子)もクビ差くらいで勝っておけば良かったのに”と、満更でもなさそうだったし、一触即発の気性だから、追い切りも無理せず慎重に慎重を重ねた調整にも好感が持てるぞ。54キロのハンデだって、優秀なハンデキャッパーに実力を見込まれたんだと思うな」

バイガエシ

格上挑戦で重賞初制覇を目指すバイガエシ(撮影:日刊ゲンダイ)

山崎「ただ、どう見てもオイシイと思えるのがケイティープライドの52キロですね。同じ52キロだったとはいえ、ハイレベルだった小倉大賞典が一旦は抜け出して見せ場十分の4着。◎を打った前走は前が開かずの不完全燃焼でしたし、浜中騎手なら侮れないはずです。そして人気薄でもう1頭、ツクバアズマオーも前走はスタートで後手を踏みながら“長くいい脚を使えたし、初めての古馬オープン戦としては上々の内容”と、陣営は前向きでした。距離も2000mの方がいい馬ですし、55キロは見込まれ過ぎの感も受けますが、目下の充実振りからも押さえておきたいところです」

板子「皆さんから名前は挙がりませんが、僕の担当馬ではマイネルフロストが面白いですよ。前走はメンコ着用が裏目に出て全くハミを取りませんでしたが“心身ともに物足りない仕上げだったし、馬が走る方に気持ちが向いていなかったから仕方ない”と、陣営も参考外だと見ています。今回は“いつもの休み明けと比べて感じが違う。いい意味でうるさくなっているし、これくらいの元気がないとね”と、菅野厩務員の手応えも上々です。デスクの好きそうな8歳馬ホッコーブレーヴについては、体調面に関しては問題なさそうですが、叩いて次の札幌戦へという感じでしょうか」

広田「あと、メンバーで唯一、今年に入って重賞を勝っているトゥインクルも軽くは扱えませんよ。天皇賞は、もう少し早目に仕掛けて欲しかったようですが、キタサンの絶妙なペース配分もありましたからね。結果、中途半端な形になってしまったようです。正直、2000mは短い気もしますが、洋芝実績は十分ある馬ですし、極端に速い時計の決着にならなければ、食い込みの余地はあります」

木谷「そろそろ締めかと思いますが、先週の七夕賞はここで挙げたマイネルラクリマとクリールカイザーが仲良く4、5着。これはもうほぼ当たりで良くないですか? 一方、デスクの“天の川”ヤマニンボワラクテは藻屑と消えてしまいましたが…。じゃあ今週は、白枠にホワイト騎手でトーセンレーヴなんていかがです?」

デスク「毎度毎度、そんなことばっか考えて馬券買ってるお前とは違うからな、俺は。さっきも言ったが、昨年騙されたマイネルミラノにもう1回騙されてみるぞ」

木谷「騙される…って、それはハナから外れ覚悟ってことでしょうか。板子さんと打越さんの顔には“道連れにするな”って書いてありますが…」

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優馬 現3歳馬チェック

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