牝馬の好走が多い宝塚記念 編集長の狙いはヌーヴォレコルトと…

優馬編集長日誌
宝塚記念

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牝馬の好走は意外に多い

 もう一点、今年の宝塚記念の特徴は牝馬の登録が多いことだろう。気になったので平成以降の牝馬の出走数を調べてみたら、3頭以上が出走していた年は3回、2頭が7回、紅一点の年が6回、不出走の年が10回だった。ちなみに牝馬が出走した16回のうち、馬券に絡んだ(3着以内)年は9回。半数以上、馬券に絡んでいることになる。さらにいえば、3頭以上が出走した3年は3回とも牝馬が馬券に絡んでいる。今年は今のところ5頭の牝馬が出走予定。牝馬が馬券に絡む確率は高い?

 出走予定の牝馬の中で、牡馬相手に重賞勝ちがあるのはヌーヴォレコルトラキシス。ヌーヴォレコルトの勝った中山記念(今年3月)には、負かした馬の中に牡馬のGI馬が2頭。ラキシスの勝った大阪杯(今年4月)には、同じく牡馬のGI馬が4頭いた。つまり、両馬の重賞勝ちは決して相手に恵まれたものではない。

 今年の宝塚記念に出走予定の牡馬GI馬はゴールドシップトーホウジャッカルワンアンドオンリーの3頭。うち2頭は心配な4歳世代、強いゴールドシップにはポカがある。ヌーヴォレコルト、ラキシスにはチャンス十分とみていいのではないか。

 ちょっと待った。ヌーヴォレコルトは4歳だぞ。理屈にあわないじゃないか。そう思った人もいるだろう。ただ、それはご心配なく。冒頭で述べたデータの数値は多くの部分で牡馬が主体。同様に牝馬限定戦のみで世代別の数字を出すと、4歳世代は勝ち鞍・連対数、そして勝率でトップ。重賞レースにおいても連対数・連対率では5歳世代を上回っており、牝馬においては世代云々の不安を抱く必要はない。ヌーヴォレコルトにおいては、牡馬相手の重賞勝ちを そのまま評価していいと考えている。

牡馬相手の重賞勝ちがあるヌーヴォレコルト(撮影:遠沢好子)

牡馬相手の重賞勝ちがあるヌーヴォレコルト(撮影:遠沢好子)

 出走予定している他の牝馬3頭は、 2000m超のGIでヌーヴォレコルトやラキシスと差のない競馬をしている。ディアデラマドレは昨年秋のエリザベス女王杯で この2頭から0.2秒の少差。同じくショウナンパンドラは0.4秒の少差。デニムアンドルビーは昨年暮れの有馬記念でラキシスと0.2秒差。ディアデラマドレとデニムアンドルビーは阪神コースに強い。ええぃ、今年は牝馬を まとめて買うか。

 

それでは最後に 先週の競馬で高UK値をマークした馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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